2014-05-06
束の間の帰省中、気になっていた庭園へ
束の間の帰省中、気になっていた庭園へ。
トレジャーガーデンという群馬県館林市のローズガーデンで、もうずいぶん寂れてしまっていたのだが、デザイナーの友人がディレクションして新しい空気を入れているという。
どきどきしながら入ってみると、まだ花が見頃ではない時期だというのに、そこには魅力がたくさんあった。ネモフィラの青のガーデン、うっとりする香りの藤棚、早咲きの小ぶりの紫陽花、色とりどりの小花のお花畑などなど。芝桜もまだ少し残っていてなんとも華やか。これでバラが満開になるとどれだけ美しいことだろう。
木のぬくもり溢れるショップには、アロマグッズやハーブティー、TARV(彼女のブランド)の洋服、彼女がデザインしたオリジナルグッズ、知的好奇心をくすぐられる本などなど、どれも手元におきたくなるものばかりが気持ちよく並んでいた。
それらを眺めていて、彼女は私が予想していた以上に労力をかけてこの場所を改良するべく挑んだことがわかって驚いた。センスのよさだけではない、そのガッツはさすがだし、尊敬に値するものだった。
彼女は特に縁もゆかりもない土地を、面白みのある場所へと導いてくれようとしている。寂れていくものもある。仕方ない。そっと無視して去ってもいいのだ。でもそうはしない。こういう人が地方を活性化させていく。そのことの素晴らしさと、地元民としての感謝の気持ちが湧いた。
またバラが満開の時期に訪れたいと思う。
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